少女のカラダの陰日向
代表作品
少女のカラダの陰日向の代表作品

少女のカラダの陰日向
小さいのに、どうしてこんなに目が離せないんだ デフォルメされた可愛さが、そのまま武器になってる 表紙を見た瞬間に、目の描き方で持っていかれた。 ぷくっとしたほっぺと、ふたえの線が重なる感じがたまらない。 デフォルメなのに、ちゃんとその子がそこにいるって思える。 見やすい。 でも見やすいだけじゃ終わらない。 ふとした瞬間に、ドキッとする空気がふわっと出てくる。 その切り替えがうまい。 可愛いだけで終わらないのが、この作者の強さだと思った。 線は柔らかい。 ずっと見ていられる。 ロリという枠の中で、ちゃんと個性が違う ロリというジャンルは、似た子になりがちだと思っていた。 でもこの一冊は違った。 髪型も、口調も、立ち方も、全部違う子に見える。 ツンとする子もいる。 甘えてくる子もいる。 同じ枠の中なのに、ちゃんと違う人として立っている。 それがすごく大事だと思った。 好きな子が、きっと見つかる。 一冊の中で推しが変わる楽しさがある。 そういう作りは、なかなかできない。 関係性が毎回変わるから、飽きない 幼なじみみたいな近さがある話もある。 兄妹という、ちょっと触れにくい距離感の話もある。 先生と生徒という、立場が違う関係の話もある。 毎回、関係が違う。 だから毎回、ドキドキの形が違う。 同じパターンじゃない。 そこが良い。 一冊読み切っても、疲れない。 次はどんな関係だろうって、自然にページをめくってしまう。 そのめくり心地が、心地良い。 絵柄が変わっていく過程が見られるのが、単行本の楽しさ 初期の絵と、最近の絵で、顔の描き方が少しずつ違う。 それが一冊の中で並んで見られる。 成長が見える。 一番新しい絵は、とても一般的に可愛い。 少し前の、発育途中のようなふたえの感じも、独特で好きだった。 線の柔らかさが増していくのが分かる。 上手くなるだけじゃない。 可愛さの方向が、どんどん磨かれていく。 その過程を追えるのが、初単行本ならではの楽しさだと思った。 次はどうなるんだろうって、期待してしまう。 短くても、置いていかれない 一話が短い。 でも短いからって、あっさり終わらない。 ちゃんと気持ちの動きがある。 照れたり、強がったり、戸惑ったり。 その反応が丁寧に描かれている。 だから短くても、満足感がある。 イヤイヤから、最後はちゃんと受け入れる流れも、後味が悪くない。 無理やりじゃない。 本人の気持ちが、ちゃんと見える。 そういう所が、読みやすくて好きだ。 表情とポーズの描き方に、こだわりを感じる 泣きながら何かを企む顔が、最高に可愛い。 外では良い子なのに、中では必死な顔。 そのギャップがたまらない。 そういう表情が、本当にうまい。 困った顔も、笑った顔も、全部違う。 ポーズも、動きがあって生きている。 固まってない。 その場にいるみたいに、自然だ。 だから話に入り込める。 絵だけで、キャラが好きになる。 初めてこの作者を読むなら、この一冊からで良い 収録されている話の種類が、とても多い。 初めて読む人でも、好きな話が見つかりやすい。 可愛い系も、ちょっといけない感じの話も入っている。 でも全体の空気は、明るい。 重くない。 絵も話も、どんどん読み進められる。 おまけもある。 あとがきも付いていて、作者の声が聞けるのが嬉しい。 単話よりお得だと感じた。 入門にちょうど良い一冊だと思う。 総評 小さなヒロインが、大きく見える瞬間がある。 それは絵が上手いからだけじゃない。 反応が、関係が、空気が、全部合わさった時だ。 デフォルメされた可愛さの中に、ちゃんと惹かれるものがある。 それがとろけるように伝わってくる。 一冊の中で、いろんな可愛さに出会える。 推しが見つかる。 そして次が読みたくなる。 初単行本でここまでやるのかって、素直に驚いた。 迷っているなら、手に取って損はないと思う。
詳しく見る人気作品
少女のカラダの陰日向の人気作品
関連記事
あわせてチェックしたいページ
ランキング
観点別に見る作品の順位
作品一覧
発売順(時系列)に表示しています